当社は、1919年に製材業として創業し、1944年に株式会社に組織変更後1952年に会社の主体を味噌・醤油の製造に転換し、1970年代から粉体調味料や即席麺・チルド食品にも進出し着実に業容を拡大してまいりました。
食品の品質管理や安全性への取り組みが大きな社会問題である現在、当社は企業活動における社会的責任の重さを全社員が認識し、コンプライアンスの遵守を徹底することにより、皆様が「安全・安心」できる製品作りに邁進しております。
今後もより一層、皆様に安心していただける製品をお届けできるよう、全社一丸となって注力いたします。
信頼される品質と新しい「食」の価値をつねに創造してきました。
日本の伝統を生かしながら、時代の、そして人々のニーズに合わせた「食」を提案する。
生活に欠かせない「食」だからこそ、一人でも多くの人たちに「味わう喜び」と「食の幸せ」を感じてもらいたい。
そのために私たちは、食文化に貢献し、新しい分野につねに挑戦し続けます。
いつの時代も変わらず「食」は皆様の暮らしに潤いをもたらし、家族や人と人との温かなコミュニケーションに欠かせません。
多彩な「食」の提案を通し、皆様に「安心・安全」な製品をお届けし、豊かな暮らしの実現に貢献したい。
それがユタカフーズの願いです。
今までも、そしてこれからも…。
私たちは、皆様の笑顔が広がる「食」を創り続けます。
商号 | ユタカフーズ株式会社 |
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創業 | 1919年1月 |
設立 | 1944年10月21日 |
代表取締役社長 | 橋本 淳 |
資本金 | 1,160,655千円 |
本社 | 〒470-2395 愛知県知多郡武豊町字川脇34番地の1 |
電話 | 0569-72-1231(代表) |
関連会社 | 東洋水産株式会社 他2社 |
事業内容 | <ユタカ製品> 液体調味食品および粉粒体食品等の製造販売 <マルちゃん製品> 粉粒体食品、チルド食品および即席麺等の受託製造 (2018年4月30日現在) |
ユタカフーズ行動規範
私たちユタカフーズは、法令、社会規範や企業倫理に従うことはもとより、顧客第一主義のもと「人・食・味を豊かに」の精神をもって「お客様に安全で安心な商品とサービスを提供することにより社会に貢献する。」ことを使命といたします。
この「行動規範」は、私たち一人ひとりが、企業の社会的責任を深く自覚し、日常の業務遂行において法規や社内ルール等を遵守し、社会倫理に適合した行動を実践するためのガイドラインとして制定します。
Ⅰ.事業活動について
1.安全・安心な商品・サービスの開発・提供
(1)お客様への誠実な対応
私たちは、お客様の「声」に誠実に耳を傾ける姿勢を持ち、これを今後の業務運営に活用します。
(2)自己能力の研鑚
私たちは、高度な知識と技術を持ったプロフェッショナル集団として社会に貢献するため、常に自己の能力を磨くよう努力し、柔軟な思考と旺盛なチャレンジ精神をもって行動します。
(3)品質に関する法令や規準の遵守
私たちは、商品の開発から製造・販売までのそれぞれの段階において、品質に配慮するとともに、法令や品質基準を遵守します。
(4)品質に関する自主基準の制定と遵守
私たちは、法令や基準が設けられていない事項については、実態に即した安全・安心に関する自主基準を制定し、基準の遵守・徹底をはかります。
(5)品質に起因する問題への的確・迅速な対応
私たちは、商品に関する重大な品質事故が発生した場合には、お客様へ情報を速やかに伝え、商品回収等の措置を講ずるとともに、被害の拡大を防止するための措置を的確かつ迅速に実施します。
(6)事故・トラブルの再発防止
万が一事故が発生した場合、私たちは、同じ事故を繰り返さないために、徹底した原因究明と防止対策を講じ、その結果を共有する事によって、事故・トラブルの再発防止に努めます。
2.ステークホルダー(利害関係者)との公正で透明な関係の維持
(1)株主との関係
私たちは、株主に対し公正な関係を維持し、特定の株主だけに有利な情報、不当な利益、便宜を供与することがないように透明性を確保します。
(2)取引先との関係
①取引先の選定
私たちは、取引先の選定にあたっては、価格、品質、納期等の合理的な基準 に基づいて行います。
②接待・贈答
私たちは、取引先から接待や贈答を受ける場合は、社会的常識の範囲内にします。社会的常識を超えるような接待・贈答については、辞退・返却します。
③利益・便宜供与の強要等
私たちは、職務上の立場を利用して、取引先に対し個人的・恣意的な利益や 便宜の供与を強要しません。
また、取引上の優越的な立場を利用し、取引先に一方的に不利益を及ぼさないようにします。
(3)公務員や政治家との関係
私たちは、公務員や政治家との健全な関係を維持するため、政治的に中立な立場を堅持して、賄賂等の違法行為及びそれに類する行為は行いません。
3.公正で自由な競争の維持促進
私たちは、生産・販売・購買の各分野において、公正かつ自由な競争に基づいた事業活動を展開します。
4.知的財産権の維持・確保
私たちは、自社が所有する知的財産権の維持・確保に努め、同時に第三者の知的財産権を自社のものと同様に尊重します。
5.企業秘密の管理
私たちは、企業秘密(個人情報を含む)を厳重に管理し、在職中のみならず退職後も不正または不当に開示・漏洩しません。
6.情報の開示
私たちは、企業秘密や契約上の守秘義務を負っている情報及び個人情報を除き、社会が真に必要としている情報は適時に適切な方法で開示することに努めます。
Ⅱ.従業員との関係について
1.従業員のゆとりと豊さの実現
私たちは、お互いの人格や個性を尊重し、働きやすい職場環境を確保するとともに、客観的で公正な人事制度、労働条件の維持向上や人材育成に努め、全ての人のゆとりと豊さの実現に向けて積極的に努力します。
2.プライバシーの尊重
私たちは、従業員のプライバシーを尊重し、個人情報を扱うにあたっては他者にその情報が漏洩する事がないよう、適正に管理します。
3.基本的人権の尊重と個人の尊厳
私たちは、全ての人の基本的人権を尊重し、国籍・民族・宗教・性別・年齢・障害の有無・社会的身分等の理由によって、嫌がらせや差別的取り扱いをすることにより、個人の尊厳を傷つける行為を排除します。
4.安全で快適な職場環境の確保
(1)安全と健康の確保
私たちは、関連法令はもとより社内規程等を遵守することにより、安全で健康的な職場環境を確保・維持します。
(2)労働災害の撲滅
私たちは、関連法令はもとより作業手順等を遵守することにより、労働災害の撲滅に取り組みます。
(3)ハラスメント(嫌がらせ)の禁止
私たちは健全な職場環境を実現するため、いかなる形でもハラスメントを行いません。
Ⅲ.社会との関係について
1.社会貢献
私たちは、社会の一員として、自主的、積極的に社会貢献活動を行います。
2.地域貢献
私たちは、地域社会との密接な連携と協調をはかり、良好な関係を維持するとともに、積極的な地域貢献に取り組みます。
3.反社会的勢力・団体との絶縁
私たちは、社会的秩序を乱し健全な企業活動を阻むあらゆる団体・個人との一切の関係を遮断し、いかなる形であっても、それらを助長するような行動をしません。
4.海外での貢献
私たちは、海外の事業活動においても、現地の文化や習慣を尊重し、誠意をもってその理解に努めながら現地の発展に貢献します。
5.地球環境保全
私たちは、環境に関する法令や条例を遵守するとともに、事業活動における環境への負荷の低減をはかるため、省エネルギー、省資源、廃棄物の削減、リサイクル等に対し積極的に取り組みます。また、地球環境の保全に役立つ技術の開発と商品開発に取り組みます。
1919年1月 | 大正8年 | 山二製材工場として創業 |
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1944年10月 | 昭和19年 | 株式会社に組織変更 |
1953年5月 | 昭和28年 | 「豊醤油」に商号変更 |
1961年10月 | 昭和36年 | 名証2部に上場 |
1976年8月 | 昭和51年 | 東洋水産(株)経営参加 |
1976年10月 | 昭和51年 | 粉体調味料(だしの素)製造開始 |
1976年12月 | 昭和51年 | チルド食品(生麺)製造開始 |
1977年9月 | 昭和52年 | 即席麺製造開始 |
1989年7月 | 平成元年 | チルド食品(生麺)工場新築 |
1991年9月 | 平成3年 | 即席麺(カップ麺)工場新築 |
1994年10月 | 平成6年 | 創立50周年 |
1996年1月 | 平成8年 | 粉体調味料工場・物流倉庫新築 |
1997年10月 | 平成9年 | 「ユタカフーズ」に商号変更 |
2000年3月 | 平成12年 | 東証2部に上場 |
2000年7月 | 平成12年 | ISO9001認証取得 |
2001年8月 | 平成13年 | 粉体調味料工場増設 |
2001年9月 | 平成13年 | 即席麺(カップ麺)工場増設 |
2002年10月 | 平成14年 | 液体調味料工場新築 |
2003年3月 | 平成15年 | 自動倉庫新築 |
2003年4月 | 平成15年 | 鳥取工場取得 |
2004年5月 | 平成16年 | 品質保証部分析室建設 |
2005年12月 | 平成17年 | 鳥取工場 乾式造粒ライン新設 |
2006年2月 | 平成18年 | ガスボイラー設備新設 |
2008年9月 | 平成20年 | 即席麺(フライ麺)設備新設 |
2010年10月 | 平成22年 | 本社工場 健康補助食品GMP適合認定(製剤工程)取得 |
2011年4月 | 平成23年 | 鳥取工場 乾式造粒ライン増設 |
2011年12月 | 平成23年 | 鳥取工場 健康補助食品GMP適合認定(一貫工程)取得 |
2012年4月 | 平成24年 | 愛知ブランド企業に認定 |
2013年10月 | 平成25年 | 本社 ISO14001認証取得 |
2014年6月 | 平成26年 | 鳥取工場 粉末清涼飲料の製造において、FSSC22000、ISO22000の認証取得 |
2018年2月 | 平成30年 | 本社工場 液体調味料の製造において、FSSC22000、ISO22000の認証取得 |
2019年7月 | 令和元年 | 鳥取工場 新造粒工場新築 |
2021年6月 | 令和3年 | 本社工場 FSSC22000、ISO22000の認証取得 |
代表取締役社長 | 橋本 淳 |
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取締役 | 山本 芳明 |
社外取締役 | 大茂 為継 |
社外取締役 | 日野 恵美子 |
常勤監査役 | 奥田 裕治 |
社外監査役 | 花井 謙造 |
社外監査役 | 中野 晴之 |
液体調味食品
多種多様化した食を支えるユタカフーズ自慢の液体調味料
1952年以降、醸造業の様々なノウハウによって生まれた自社製品です。うなぎのたれ、つゆ、白だし、味だしなどの液体調味料は、長年の豊富なノウハウの 蓄積を物語るものです。
うなぎのたれは、業界トップクラスの生産量を誇り、国内外の生産業者向けに提供しております。
その他の液体調味料も、新たな方向として健康・天然志向の強まった消費者のニーズに応える製品の開発・販売にも力を注いでいます。
粉粒体食品
消費者のニーズに応えた展開で成長する粉粒体食品
粉末スープ、各種だしの素などの商品群をもつ粉体調味食品。現在では、顆粒化されたものが広く受け入られるようになりました。機能性食品分野への進出も粉体加工の技術力が基礎になっています。今後も様々な形態・形状が求められる可能性 がある分野であるため、消費者のニーズに応えられる商品を開発・提供することで、ますます成長が期待できる部門です。
チルド食品・即席麺
当社独自の生産ラインから生まれる数々のヒット商品
マルちゃんブランドで消費者の皆様にはお馴染みとなった東洋水産のチルド食品・即席麺。 業界では、トップシェアを誇るこれらの製品の受託製造を手掛けています。特にチルド食品の「マルちゃん焼きそば 3人前」は、広く消費者の皆様に親しまれています。確かな生産技術と品質管理が高く評価され、新たな技術・設備の導入によ り、生産品目の多様化がますます進展しています。
当社は、液体調味食品および粉粒体食品の開発が主体となります。 液体調味食品は、醤油を主原料とするたれ、つゆ、スープなど多種多様な製品を開発しています。 粉粒体食品は、粉末・顆粒の風味調味料、各種スープおよび顆粒等の機能性食品の開発を手掛けています。 食品の命である「味」を決定するものだけに妥協ができません。 ここ数年、天然・自然・健康意識の高まりから原材料の選定も難しくなっている現在、消費者のニーズに応えた製品を今後もお客様との共同開発を進めて行きます。
また、麺部門においては、地域限定製品の開発をしています。
- 液体調味食品製造設備
- だし汁濃縮装置
- だし風味をそのまま濃縮する逆浸透(RO)膜を採用。 味・香を損なう熱処理を行わない濃縮装置です。
- 液体低温殺菌装置素材の味をいかすため、麺つゆなどストレートタイプの 製品にはおいしさを保つ低温殺菌を行います。
- 掻き取り式加熱冷却装置液体調味料には固形食品を含んだものや粘性を要求されるものもあります。 多種多様な製品の加熱殺菌・冷却を行います。
- 液体調味食品充填設備
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- 小袋充填機1
1食に2種類の液体調味料を同時に充填でき、おいしさを追求するあらゆるニーズに応えます。 - 小袋充填機2
こちらは液体と粉末を組み合わせたもの。
親子パックで分包した香辛料でおいしさをアップさせます。 - ボトル製品充填機
50mlから200mlのプラスチックボトルに、たれ、鍋用スープなどを充填・製品化します。 - 18Lスチール缶製品冷却装置
大量需要の業務用向け。シャワーや水流による回転冷却など、品質保全の温度管理も万全です。 - 紙パック製品充填ライン
300mlから2000mlまでの保存性が高く扱いやすい紙パック容器入製品を生産します。 - 瓶詰め製品充填機
固形物入りや低塩分なものなどを、熱処理装置と連動して瓶詰め製品化します。
- 小袋充填機1
- 粉末製造設備
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- 粉末スープ製造装置
麺類全般に添付するスープの主流はやはり粉末。
さまざまな原料をブレンドしておいしさを表現します。 - 粉末スープ充填機
1台で1日20万食の粉末製品を高速充填しています。
- 粉末スープ製造装置
- 顆粒製造設備
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- 流動層造粒装置
スープをはじめ、機能性食品などの幅広い顆粒製品を作り出しています。 - 顆粒製品充填機
正確な計量を瞬時に行いスタンドパック化するロータリー充填機です。 - 顆粒製造機
流動層造粒機と乾式造粒機を導入、それぞれの特性を活かした製品づくりを実現しました。 - スティック充填機
顆粒製品を手軽に飲用できるスティックタイプの充填包装装置です。
品質の劣化を防ぐガス置換包装も可能です。
- 流動層造粒装置
- 固形スープ製造ライン
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- 固形スープ
固形スープ製造ライン当社独自の製法で、風味豊かな溶解性に優れた製品を作り出しています。 - 固形スープ包装ライン
開封まで湿気を遮断し品質を維持できるアルミ個包装装置です。
- 固形スープ
- チルド食品製造設備
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- 半生麺製造ライン
煮込んでも変わらないおいしさとコシを持つ半生麺が人気です。 - 生ラーメン包装ライン
チルド食品は、品質を維持するため、製造から包装まですべて低温管理されています。
- 半生麺製造ライン
工場
本社工場 | 〒470-2395 愛知県知多郡武豊町字川脇34番地の1 TEL 0569-72-1231(代) FAX 0569-72-3511 |
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鳥取工場 | 〒684-0046 鳥取県境港市竹内団地206番地 TEL 0859-45-3321 FAX 0859-45-6010 |
営業所
東京営業所 | 〒108-0075 東京都港区港南2丁目13番40号 品川TSビル TEL 03-3458-5376 FAX 03-3458-5377 |
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鳥取営業所 | 〒684-0046 鳥取県境港市竹内団地206番地 TEL 0859-45-3321 FAX 0859-45-6010 |
環境に対しての全社的貢献意識の高まり
営利のみを目的とする企業のありかたが問われて久しい現在。
エコロジーを通じて社会貢献意識は企業だけでなく社員個人からも発せられています。
企業と社会が一丸となって取り組む姿は、毎年強くなっています。
ガスボイラー設備
温室効果ガスの排出量削減のため当社では高効率なLNG(液化天然ガス)を燃料としたボイラー設備に転換。
天然ガスから不純物や硫黄分を除去したLNGはとてもクリーンなエネルギーと呼べます。
太陽光発電
独身寮は屋根に太陽光発電パネルを設置しました。
少しずつですが出来るところからECOを推進します。
ボランティア1 河川清掃
「明るい社会づくり運動」の後援企業として町内の河川清掃ボランティアに毎年参加。
全従業員で構成する福利厚生団体の豊友会が主体となって知多半島の豊かな自然を守るべく、始められました。
ボランティア2 工場外周の清掃
武豊町のゴミ散乱防止行動月間をきっかけに、工場周辺地域の清掃を行いました。
今後も定期的に実施し、周辺環境の美化に努めていきます。